Marymere lake(メリーメア レイク)
湖の釣り


 

      
魚は餌を探して岸から3〜5m辺りをゆっくりと泳いでいる

ニュージーランドの川には大きな魚がいる。
湖にももちろんデカイのがいる。
湖でもエキサイティングなサイトフィッシングができる。
だけど私は湖の釣りがどうも好きではない。
いい思いをした湖なんてそう思い当たらない。
というのは、湖での釣りは邪魔するものが多いからだ。
まず第一は風。
湖は風をもろにうけることが多い。風で水面は波立ち魚を見つけるのに苦戦する。
さらにキャスティングを邪魔する。
第二に光。
山や森に囲まれた川と違って、湖は広くて対岸までが遠い。
そのため水面に光が反射し、水面には白いカーテンがかかってしまう。
魚を見つけるのが、非常に難しい。
第三にブッシュ。
安定した湖の周りは、ヤナギ、トゲトゲの草などが生えていることが多く、
アシなどのブッシュにも邪魔をされることが多い。
第四に魚の偏食。
川の魚は流れの中で流れてくる虫になんでも食いつく。
だからフライへの反応のバラエティに富む。
湖の場合魚が餌を探して泳ぎまわっているので、探している餌が魚の頭の中にある。
ときには小魚だったり、水生昆虫だったり、タニシだったりする。
そんな魚はドライフライに見向きもしない。
クルージングコースにあわせてフライを投げ込み、
魚が来るのを待っている間にフライは沈み根掛りしたり、
フライを引っ張ってみても糸の動きや、影で魚は逃げてしまう。
フライを追いかけて来ても、途中でUターンして逃げてしまったり・・・
そんなことばかりで湖の場合、たいてい敗北に終わっている。
唯一上手くいくのが魚が水面に浮かぶ虫を探してクルージングしている場合。
そんなときは、ドライフライでハンティング的な面白い釣りを味合うことができる。
そんな湖の難しさが面白いといえばそうなのだけど、私にとっては苦手。

    
      山の上の湖は流れ込む川も流れ出る川も無かった

クライストチャーチからArthur's Passへ向かう途中Lake Marymereという湖がある。
タソック気候の高原の中にひっそりと浮かんでいる。
不思議なことに流れ込む川も、流れ出す川もない。
それなのにいつ行っても、安定して水がある。
高い山が湖のすぐ後ろにそびえたっているので、水中が見やすく、風裏もでき、
クルージングする魚を見つけることができる。
しかも湖畔に木が生えていないので、キャスティングも邪魔されない。
この湖はいつ行ってもドライフライで釣りができる。
岸から1〜5mのところをゆっくりとクルージングする魚を見つけ、
急いでラインを出し、魚の進行方向にセミフライを落とす。
ゆっくりと近づいてきてパクッ。面白い。
セミフライに反応しないときは、
セミフライのフックにティペットを結び軽めのニンフをつける。
相性がいいのかこの湖はいつ行っても楽しませてくれる。
魚もアベレージもなかなかで、引きが強く、黄色がかったブラウンが釣れる。
クライストチャーチから近いので、いつものコースになっている。

02年3月4日
Lake Marymereより
   

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